宮古島市・介護保険の現状
2013-12-31
すっかりブログをさぼってる間に年の瀬ですね。雨続きの宮古島、大掃除をなんかする気にもなれませんが(毎年だけど)。
おせち造りの手伝いでもと、大根のかつら剥きに挑戦。

難しいですね。特にかつら剥きにする必要もなかったのですけどね、新しい包丁なので挑戦してます。刺身のツマなんか作ると、やっぱりスーパーで付いてくる物とは歯触りが違いますよ。
さて、年末なので宮古島市の介護保険の現状を振り返って見たいと思います。
以前に、宮古島市の介護保険料について何度か書いた事があります。
(過去記事「社会保障制度改革」「耐えられるか?」)
過去記事では、保険料を支払う側からの視点でしか書いていません。一方的だとフェアじゃないので、今回は保険者(宮古島市)側からの意見も取り上げようと思います。
本当はもっと前に書こうと思っていたのですが、面倒でですね。

市の見解は、ケアマネの連絡会や地域ケア会議で、市の介護長寿課より頂いた資料や話を元にしています。
現在、宮古島市の介護保険料は6,400円(基準額)で全国で5番目に高い額です。(全国平均は4,972円)
所得も低いのにこんなに高くては困るだろう、との意見が過去記事の話。
市の説明では、介護保険料の設定は、予定される介護サービス給付費に対する被保険者の人数割りで算定される。つまり、保険料(払うお金)が高いと言う事は、給付額(支給されたお金)も多く受けている介護サービスが手厚いのです。
宮古島市の受給者1人当たりの給付年額は197万円/平成24年度です。
介護保険料が高いのは、それだけ介護サービスを受けているからだよ、と言う訳ですね。
資料をひとつ。(画像クリックで拡大します)
在宅サービス受給率と在宅サービス受給者1人当たり給付月額(平成24年4月)

上へ行くほど給付額が高く、右へ行くほどサービス受給率が高い。
赤の縦線と横線の中央が全国平均。中央から時計の1時方向、青の四角で囲っているのが沖縄県。宮古島市は、時計の2時方向へずっと伸びて行った赤い四角で囲った所、確かに給付費も受給率もかなり高い。
まあ、市の言い分も一理ありますが、市民は高い保険料を払ってるなら、使わないと損と思っているのでは?
もうひとつ興味深い資料を。(画像クリックで拡大します)
サービス種類別第1号被保険者1人当たり給付月額(平成24年4月)

サービス種類別の給付額なんですが、これ実際にサービスを受けた人数ではなく、第1号被保険者全員の数で割ってあるので金額は置いといて、見るのは割合です。
注目は左端の訪問介護の割合、棒グラフの赤が宮古島市、真ん中の青が沖縄県、左のグレーが全国平均なんですが、宮古島市がダントツです。これをどう見るかなんですけどね。
当然ひとつやふたつの理由ではないと思いますが、単純に考えると、まずは独居や高齢者のみの世帯が多いために訪問介護が増えるとかですか?それにしても多いですよね。
僕の勝手な考えですけど、宮古島は産業が少なく誰かが成功した(と思われる)事業に飛びつく傾向がある様です。宮古島では介護関係の事業所が多いのですが、その中でも訪問介護は民間が参入しやすい。
そして、地域の繋がりも強く昔からの馴染みの人も多いため、本来の自立支援とは別の感覚での営業(あるいは利用する側も)があるのではないか。
また、其々の家の事情はあるでしょうし、僕が見てきた例も限られますが、島内に子供が居ても別々に暮らしていたり、一緒に暮らしていても家族の協力が少ないと感じる事があります。
ただこれには、親の側にも理由がある様で・・・・。
息子夫婦が隣に住んでいる利用者さんで、普段のちょっとした事でも遠慮しているのか、なかなか息子へ相談されない方がいます。他のケアマネにその様なケースがある事を話すと、「宮古の人は子供を甘やかしすぎる、小さい時から甘やかして育てる習慣になっているので、自分が高齢者になり子供が大人になっても何か頼んでやらせる事をしない(結果、子供も気が付かない)」と、なるほど目から鱗、逆転の発想ですね。
今後の保険料が不足しているのは確定しているので、次の改正でまた保険料は上がる事になります。
市の今後の取り組みとしては、介護予防事業の強化、サービス提供やケアプランの点検等、介護給付適正化の充実・強化に努めますとの事で、ケアマネにも協力をお願いしますと言っていますけど、この資料をどう分析しているのかがいまひとつ具体的に見えてこないです。
地域ケア会議ではと色々と活発な意見も出ていて、進んでる事業も有る様ですが、いずれにせよ地域の実情にあった制度を考えて行かないと来年からも益々厳しい事になりそうです。
訪問いただいた皆様、本年もありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
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4回目
2013-12-13
全国的に寒波が押し寄せるようですね。宮古島も雨が続く様ですが、そんなに寒くはないですね。
さて、ちょっと前の話ですが。
(最近は忘れた頃に書いてばかりですが、時事ネタじゃないのでまあ良いか)
帰宅して自室の目覚まし時計を見ると、止まってる。
イヤ、よく見ると、微かに動いてはいるのですが。
電池切れかな、(嫌な予感はしながら)蓋を開ける。
パカッと、
嫌な予感は的中。
まぁ~た液漏れかよっ!

もうね、宮古で時計壊れてたの4回目ですよ。

一度目は液晶の目覚まし時計で、その時は液晶の画面がダメになって。
あと二度は電池の液漏れだったんですけどね。(過去時事「新築トラブル・5」)
そう言えば、エアコンのリモコンも一度液漏れで壊れましたね。
そりゃあね、時計屋さんから「アルカリ電池は止めてマンガン電池に替えた方が良いですよ」と、アドバイスは貰ってましたよ。で、替えて無かったのは自分がアホですけど。
でもさぁ、こんだけ宇宙に人を飛ばす様な時代ですよ。
液漏れしない乾電池くらい作れんのかい!

と思うとですよ。
これに懲りて、リモコン関係もマンガン電池に替えます。
Tesla/Edison's Medicine(1991)
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訪問診療の16㎞問題
2013-12-03
宮古島の北には、全長1425メートルの橋で繋がった池間島があります。
11月28日(木)に宮古地区介護支援専門員連絡会より、次の内容でメールが届きました。
1週間前ドクターゴン診療所に、九州厚生局より個別指導が入り、ドクターゴン診療所より半径16㎞以上の地域に訪問診療を提供することは健康保険ではできない旨の指導があったとのことです。
保険診療も薬剤処方もできないと言うことです。
池間住民は困っているようですが、指導された以上従うしかないとのことです。(以上一部抜粋)
僕の担当する方は該当者がいませんので、特に対応はしなかったのですが。
その2日後、ケアマネの忘年会があり、そこでもこの話題が出ました。
「都市部では16㎞以内に対応できる診療所があるかもしれないが、地方の実情に合わせて対応するべきじゃないのか」と言うのが大方の意見でした。
国の福祉政策としては、在宅での介護を増やす方向に舵を取っていますが逆行する事になるのではないのか。
この時はお酒も入ってる席でしたし、これ以上突っ込んだ話はしなかったのですが。
12月3日(火)の宮古毎日新聞に次の記事が載りました。
池間自治会のメンバーが2日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね現在、ドクターゴン診療所が池間島で行っている訪問診療と往診の継続について要請するとともに、住民359人分の署名も提出した。
要請書では池間島から16㌔以内の保健医療機関で24時間、夜間診療、休日対応が現実的に可能な医療機関はなく島民のニーズに応えて診療を続けてくれているドクターゴン診療所を島民はとても頼りにしており、島民が安心して暮らせるためにも市に理解と協力を求めている
住民の訴えに対して下地市長は「もし国が今のままでどうしてもだめだというのであれば次の策を考えないといけない。市としても最大限の支援をするつもりなのでしばらくは国の動きを見ていきたい」と述べた。
同自治会側は、先月30日に今回の要請書と住民署名を九州厚生局に郵送している。
九州厚生局は、厚生労働省の地方支分部局の一つで、地域における国の「政策実施機関」。(以上一部抜粋)
関係者がなんらかの意見を出して改善する必要があると思ってましたので、市が対策に乗り出してくれるのは良いのですが、ちょっと気になってたんです。
元々の法的根拠はどうなってるのか?調べてみると。
特殊な事情で16kmを超えた場合や海路による往診を行った場合は、別に厚生労働大臣の定めにより算出する特別往診料がありました。
厚生省保険局長から各都道府県あてに「特殊の事情の下において往診した場合の往診料の算定について」と題する通知が出されています。
特別往診料の取扱要領
往診距離が片道一六キロメートルを超えて又は海路により第一の適用地域に往診した場合であって、第二の各号の一に該当する特殊の事情があったときの往診料は、第三の算定方法によって算定する。
第一 適用地域
次の各号の一に該当する地域であって、第二に掲げる特殊の事情のいずれかが一般的に存するものについて、都道府県知事が厚生大臣の承認を得て指定した地域とする
なお、指定地域が指定要件を欠くに至ったときは、当局に内議のうえ、すみやかに地域の指定を取り消すものとする。
1 医療機関のない島の地域又は通例路程の大部分を海路による以外に往診することが困難な事情にある地域であって医療機関のないもの。(以下「一号地域」という。地域の単位は、原則として、島、部落又は小字とする。)
2 一号地域以外の地域であって、最寄りの医療機関からの往診距離が片道一六キロメートルを超えるもの。(以下「二号地域」という。地域の単位は、原則として、部落又は小字とする。)
第二 特殊の事情
1 定期に航行する船舶がないか、又は定期に航行する船舶があっても航行回数がきわめて少ないか、若しくは航行に長時間を要すること。
2 海上の状態や気象条件がきわめて悪いため、又は航路に暗礁が散在するため、若しくは流氷等のため航行に危険が伴うこと。
3 冬期積雪の期間通常の車両の運行が不能のため往診に相当長時間を要する事情にあること、又は道路事情がきわめて悪く、相当の路程を徒歩によらなければならないため、往診に相当長時間を要する事情にあること。(以上一部抜粋)
ぱっと見て、これに照らし合わせると認められそうなんですけど。まさか指導した九州厚生局が特別往診料を知らない訳はないですよね。
そうなると、「第一の適用地域に往診した場合であって、第二の各号の一に該当する特殊の事情があったとき」と書かれてますので、「第一の適用地域」には当てはまっても「第二の特殊の事情」には当てはまらないという判断なんでしょうか?
しかしそうなると、16㎞以内に医療機関が無くても、船舶の利用や積雪地域でなければ算定出来ないと言う事ですか?おかしくないですかこれ。
九州厚生局の判断ミスと思いたいですが、どうなるのか。
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猫侍
2013-11-30
猫好きの方ならチェック済みかと思いますが。10月から放送されている「猫侍」と言うドラマがあります。
地域に寄って放送局がバラバラな様ですが、ウチは日曜の23時からBSフジで観てます。
これに出ている「玉之丞」と言う白猫がまぁ~かわいいのですが、今回はドラマの内容などうでもええです。

来年の春には映画も公開されるそうなので、興味ある方は調べてみて下さい。
問題はこのドラマの主題歌なんですが、なかなかオープニングの映像と合わせていい感じなんです。
唄ってるのは「NOAH」と言う名前のグループで、ここでちょっと親近感もったらプロレスファンw
で、この唄ってるメンバーの一人が、なんと

落合 福嗣!(おちあい ふくし)
じぇじぇじぇ~!!(まだかろうじて使って大丈夫?)
えっ誰?と言う方、この方です。

まだ分かりません?
プロ野球ファンなら分かると思うのですが、あの元三冠王で現中日ドラゴンズGM「落合 博満」氏の息子さん。

いやぁ~久しぶりにふくし君の名前見たけど、驚いたわ。
今年もあと僅かですが、一番驚いたニュースかも知れんw
しかもふくし君、何故かホークスファンらしい。なんで?
せっかくなんで、最近の写真も。

我が道よ/NOAH(2013)
おまけ。
玄関開けて、横を見たら居たこの辺のボスネコ。
左にある影は僕の車なんですけどね、車のドアを開けるまで動きませんわ。

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小ネタ・新聞紙でゴミ袋
2013-11-29
すっかり放置ぎみのブログになっておりますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
あの~ネタが無い訳では無いのですが、どうも書くタイミングを逃しまして。
そこで今回はサクッと書ける小ネタでも。
少し前(と言っても一か月以上経ちますが)、訪問先のブログで新聞の話題が出てまして、ウチでは新聞紙をゴミ箱の袋にして使ってますとコメントしたのですが、どの様に袋にしてるのか分かりにくいご様子。
結構知られていると思ってたのですが、ひょっとすると知らない方もいらっしゃるのかも?
と言う事で「新聞紙でゴミ袋の折り方」ご存じない方のみご覧下さい。
1)新聞紙を一枚、広げた状態。

一面トップが宮古牛まつり大盛況って、いかにもローカル新聞ですな。

2)半分に折って横にした後、左下の角(○印)を上の辺(○印)へ三角に折ります。

3)三角形と長方形がくっ付いた形になってます。三角形の縦の辺を境に谷折り、←の方向へ長方形を折ります。

4)折った状態、これを裏表ひっくり返す。

5)左下角(○印)を対角線上の角(○印)へ三角に折ります。

6)斜めの線で谷折り、下の角(○印)を上に向けて折ります。

7)上に向いてる角(○印)を下に折り返し、↓に出来ているポケットへ差し込む。

8)これをゴミ箱へ差し込んで、上部を開く。

9)てっぺんの角を外側へ折る。

10)完成!最後は折らなくても良いですが、折った方が使い易いと思います。

スーパーでレジ袋が貰えてた頃はレジ袋を使ってたんですけどねぇ。
エコだなんだ言ってましたが、ちゃんと再利用してたっちゅうねん!
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